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真核生物上界 動物界 後生動物亜界 棘皮動物門 ウニ綱
フクロウニ目 フクロウニ科
殻径: 20cm
学名: Astbenosoma ijimai
英名: | 不詳 |
相模湾以南、九州までに分布する。
沿岸の水深20mから50mまでの岩礁域、サンゴ礁域に生息する。
殻は皮袋状で柔らかい。側縁部の棘は淡色で長く伸び、上面の棘は濃赤紫色で白色横帯があり、短く束状にまとまっている。ダイビングで人が近づくとその影に反応して、にわかに全部の棘を動かし始める「陰影反応」を見せる。
棘は毒液が入っている袋状膜で覆われ、刺さると注入される。刺されると激痛が走り、痺れを伴う疼痛が起こる。毒は神経毒で、傷口周囲の腫れが広がっていき、心臓の動悸が激しくなったり、声も出なくなるときもある。瞼が大きく腫れ上がることもある。
和名の由来は、東京大学に設立された生物学科の第1回卒業生であり、後に同大学動物学教室の教授となった飯島 魁(イサオ)先生の名からとっている。フクロウニのフクロは体が袋状であることから。