カコボラ

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真核生物上界 動物界 後生動物亜界 軟体動物門 貝殻亜門 腹足綱 前鰓亜綱
 新紐舌目 ヤツシロガイ超科 フジツガイ科


殻長: 6cm


学名: Monoplex echo


英名: 不詳

漢字名: 加古法螺


房総半島以南、インド洋、太平洋に分布する。
熱帯及び温帯岩礁域の潮間帯付近から水深70mくらいに生息する。

殻は大きく太い螺肋(渦巻状の畝”ウネ”)と、縦張肋(渦巻きに対して垂直の畝)がある。縦張肋には黒褐色斑と白色斑のまだらがある。長い毛状になった厚い殻皮でおおわれているところから、別名を「ミノボラ」とも言う。

軟体部はオレンジ色の地肌に青灰色の楕円の斑紋がある。

肉食性である。

卵のうは指状で、周辺から中に向かって円筒形の塊を作る。中は空洞、外はセロファン紙状の薄膜で囲まれたパイナップル状になる。親貝はこの卵塊の上にじっとして保護するという習性がある。

内臓に毒があり調理が困難な為、あまり食用とされない。