マハタ

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真核生物上界 動物界 後生動物亜界 脊索動物門 脊椎動物亜門 顎口上綱 条鰭綱 新鰭亜綱
 スズキ目 スズキ亜目 ハタ科 ハタ亜科 マハタ属


全長: 90cm


学名: Epinephelus septemfasciatus


英名: Convict grouper (Convict = 罪人 grouper = ハタ)
Sevenbanded grouper (Sevenbanded = 七つの帯)
Truebass (True = 本当の bass = バス)

漢字名: 真羽太


地方名: ツラナガ(秋田県男鹿)
カケバカマ(富山県魚津、生地、石川県七尾、羽昨)
ホンナメラ(福井)
シマアク(和歌山)
カナ(鳥取県米子、島根県浜田)
アカバ(高知県柏島)
シマアラ(長崎)
シマモウカ(鹿児島)
アーラミーバイ(沖縄)

琉球列島を除く北海道以南、東シナ海に分布する。
沿岸岩礁域の浅海から深場まで生息する。

体型は長楕円形で側扁し、体色は紫がかった淡褐色で、幼魚は体側に7本の黒褐色の横帯がある。この横帯は成長するに従って不鮮明になり、大型のものになると一様に黒褐色となる。尾鰭の後縁が白いことでマハタモドキとは区別できる。

幼魚は浅場で生活するが、成長するに従って深場に移動する。群れを作らず単独で行動し、岩礁や海藻の間に住んでいて、魚類や甲殻類を捕食する。

ハタの和名の由来は、背鰭や尻鰭に硬く太い棘が目立つところから「羽根(ひれ)の太い魚」という意味から来たと言う説、ハダラ(斑)の後音ラの脱落後で、体に横縞があるところから来たと言う説がある。「マ」はその種の代表種であることから。

幼魚期は観賞魚として扱われるが、成魚は市場では高級魚として取引される。旬は夏で、肉質は白身で軟らかく美味しい。新鮮な物は刺し身や洗いにし、他は煮付け、塩焼き、照り焼き、唐揚げ、鍋物にする。

釣りの仕掛けはウキナシで、オモリの下に釣り針を1・2本結ぶ。餌はエビやイワシを使い、釣り糸を上下に動かして釣る。時間は朝夕が良い。