オキタナゴ

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真核生物上界 動物界 後生動物亜界 脊索動物門 脊椎動物亜門 顎口上綱 条鰭綱 新鰭亜綱
 スズキ目 ベラ亜目 ウミタナゴ科 オキタナゴ属


全長: 25cm


学名: Neoditrema ransonneti


英名: Ransonnet's surfperch
(Ransonnet = オーストリアの外交官、画家、生物学者"Eugen von Ransonnet"
 surfperch = ウミタナゴ)

漢字名: 沖鱮


地方名: オナガシ(秋田県男鹿)
オキタナゴ、スベタナゴ(神奈川県三崎)
コモチダイ(鹿児島)

北海道以南、西太平洋・朝鮮半島南部に分布する。
岸近くからやや沖合の岩礁域・サンゴ礁域に生息する。

ウミタナゴよりやや沖合に住むことから和名の由来となっている。この和名は神奈川県三崎地方の地方名からきている。

ウミタナゴに似るが体高が低く、やや小型で細長く、体色が褐色であることから区別される。

尾びれの先が細く尖って長い。

幼魚は渦流域の表層のやや下方で200〜300尾の群れを成す。

胎生で、初夏に9〜17尾の仔魚を産む。

食用となり、晩秋のものが旬で、東北地方では高値で取引される。
定置網や釣りで漁獲されるが、沖合にいるため漁獲量は少ない。

塩焼きにすると美味しい。神奈川県三崎地方では旬のものを焼いて酢漬けにしたものを食べる。