オオシタビラメ

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真核生物上界 動物界 後生動物亜界 脊索動物門 脊椎動物亜門 顎口上綱 条鰭綱 新鰭亜綱
 カレイ目 ウシノシタ亜目 ウシノシタ科 オオシタビラメ属


全長: 45cm


学名: Arelia bilineata


英名: Fourlined tonguesole
 (Fourlined = 4本の線の tongue = 舌 sole = シタビラメ、カレイ)
Twolined tonguesole (Twolined = 2本の線の)

漢字名: 大舌鮃


伊豆半島以南、インド洋・西太平洋に分布する。
水深50〜120mの砂泥底に生息する。

体は楕円形で、口は小さく曲がっている。頭の先端は丸く、眼は著しく小さい。有眼側、無眼側共に2本の側線がある。クロウシノシタに似るが、鰓蓋が黒色であるので区別できる。

両眼は体の左側にある。一般に左ヒラメの右カレイといわれるが、眼が左側にある種(ヒラメ型)はヒラメ科、ダルマガレイ科、ウシノシタ科などがあり、眼が右側にある種(カレイ型)はカレイ科、ササウシノシタ科などである。ところがカレイ科のヌマガレイは左側にあり、ボウズガレイ科は両方が半々に出現しているといった具合に一概には区別しづらい。左右の見分け方は魚の腹側を手前にして置いた時、頭が左側を向くのがヒラメ型で右側を向くのがカレイ型である。

昼間は砂に潜っていて、主に夜行動する。エビ・カニなどの小型甲殻類やゴカイなど多毛類を捕食する。

底曳網や手繰網で漁獲される。肉質は良く、フランス料理では珍重される。他のシタビラメ類と同様に、フライ、ソテー、ムニエルなどにされる。