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真核生物上界 動物界 後生動物亜界 軟体動物門 貝殻亜門 頭足綱 鞘形亜鋼
十腕形目 コウイカ科 コウイカ属 エゾハリイカ亜属
体長: 12cm
学名: Sepia peterseni
英名: | 不詳 |
本州中部以南、九州南部まで分布する。
沿岸の岩礁域のやや深場に生息する。
胴は扁平に近く、後端は尖り、両側に幅の狭い鰭がある。
腕の長さは著しく不同で、第2椀は外套長の数倍、紐状に細い。
オスの第2腕は外套長の4倍近くになる。
触腕は胴長に等しく、先端は半月形をしている。
甲羅はコウイカにしては狭長で、前端は鈍く、後端は鋭く尖る。
コウイカの種類は胴体に白い発砲スチロールのような舟が入っている。
この舟は炭酸カルシウムがほとんどで、ニカワ質でできている。
このイカ舟は気管支ぜんそくに聞くと言われる。
天日で乾かし、粉末にして煎じて飲むのである。
副作用はない。
また、この粉は止血作用が強いことがわかっている。
子宮出血や外傷性出血には塗りつけて使用されていた。
煎じて飲用すると、胃や十二指腸潰瘍にも効く。
食用となり、定置網などで漁獲されるが量が多くない。
刺し身、天ぷら、煮付けなどにして美味しい。