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真核生物上界 動物界 後生動物亜界 脊椎動物門 脊椎動物亜門 爬虫綱 無弓亜綱
カメ目 潜頸亜目 ウミガメ上科 ウミガメ科 タイマイ属
全長: 200cm
学名: Eretmochelys imbricata (Eretmos = オーク khelys = 櫂)
| 英名: |
Hawksbill turtle (Hawk = 鷹 bill = くちばし ) Hawksbill sea turtle |
世界の熱帯域に分布する。日本では小笠原諸島、屋久島、奄美諸島、沖縄諸島などに分布する。
浅海のサンゴ礁域に生息する。
属名エレトモケリスはギリシャ語でオーク製の櫂の意。鰭状のあしをオーク製の櫂に見立てたのである。英名のホークスビルは鷹のくちばしの意。長く尖ったくちばしのような口から来ている。
日本ではタイマイの甲羅を利用した装飾品などをベッコウ細工と呼んでいるが、本来鼈甲(ベッコウ)とは、中国で生薬に使われていた鼈(スッポン)の甲羅のことである。中国では宋の時代より、タイマイに限らずウミガメやスッポンは、解毒剤や熱冷ましなどの薬として用いられていた。日本でも昔の薬舗ではウミガメの甲羅を店先に飾り、看板としていたところもあったくらいだ。タイマイという字は以前は瑇媢と書かれていた。タイは王偏に毒で、そのもの毒の意味であり、マイは女偏に冒で、嫉む・嫌うと言う意味である。つまり「毒を嫌う(解毒する)」から来ているのである。中国から伝わった時に、日本人が鼈をタイマイと解釈し、タイマイの甲羅の細工がベッコウ細工と呼ばれる様になってしまったのである。
ベッコウはプラスチックなどが無かった時代には、美しく熱を加えると加工がしやすく、大変便利なものだったが、もろくて折れやすいと言う難点があった。
ベッコウをとるためにタイマイの甲羅を一番使っていたのは日本であった。1975年にワシントン条約でタイマイの売買が禁止されたのだが、日本だけが「タイマイの取引が出来なくなると、ベッコウ細工で生活している人が困るから」という理由で条約に反対し、輸入できるようにのだ。そして1989年には、30万頭ものタイマイが輸入されている。日本がタイマイの取引の禁止に同意したのは1992年になってからである。産卵場所の減少などで、少なくなったタイマイの数は増える事は無い。本物志向の日本人が求めるタイマイの代用品として、次はアオウミガメが殺されているのだ。
タイマイの産卵は他のウミガメ同様、自分が生まれた海岸の砂浜で行われる。1回の産卵で産まれる卵の数は130個前後で、多い時には200個を超えることもある。生まれた子供は外洋を回遊して成長し、また生まれた海域に戻ってくる。
タイマイは食性は動物性だが、何でも食べてしまう。主に海綿を食べているようだが、その他にもサンゴ、ホヤ、イソギンチャク、カニ、巻貝、ウニ、フジツボなどの底生動物や海藻も食べる。中には石や木、プラスッチクやビニール袋なども食べているものもいるのだ。ある調査によると、死んだ海がめの76%はビニールやプラスチックを食べていたと言うことだ。