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スズキ目 スズキ亜目 ヒメジ科 アカヒメジ属
全長: 40cm
学名: Mulloidichthys vanicolensis,Mulloides vanicolensis
英名: |
Gold striped goat fish (Goldstriped = 金のすじの goat = やぎ) Yellowfin goatfish (Yellowfin = 黄色い鰭) Flame goatfish (Flame = 燃え上がる、さっと赤らむ) Golden-banded goatfish (banded = 帯状の) Vanikolo goatfish Salmonet Japanese goatfish |
別名: | リュウキュウアカヒメジ |
地方名: | ヒンガーカタカシ、ヨオカアカタカシ(沖縄) |
南日本、インド洋・太平洋域に分布する。
浅海のサンゴ礁の礁湖、外縁、斜面などの潮通しの良い場所に生息する。
群れをつくり、底から離れて中層を泳いでいる。
体高はやや高く側扁し、眼から尾柄部にかけて黄色い縦帯がある。また背鰭、腹鰭、尻鰭、尾鰭は黄色く、眼は赤い。死ぬと赤っぽい体色に変化するため、アカヒメジという和名の由来となった。
ヒメジ科は6属、日本ではヒメジ属、アカヒメジ属、ウミヒゴイ属の3属が見られるが、アカヒメジ属は主にサンゴ礁域に生息している。サンゴ礁にすむ種では大型で、緋色や橙色、黄色など鮮やかな色調のものが多い。
ヒメジ類の特徴は、顎に1対の長いヒゲを備えることと、背鰭が前後2つに分かれていること、口の中の歯が絨毛状であることである。
ヒゲは味蕾と呼ばれる感覚器官で、人間の舌と同じ働きで、触覚や味覚を感じる。このヒゲで砂の中のゴカイ類や小型の甲殻類を探して捕食する。
ヒメジは肉質がよく、煮付けや寿司のネタになる。