![]() | 写真をクリックすると 高画質でご覧いただけます。 | ||
真核生物上界 動物界 後生動物亜界 軟体動物門 貝殻亜門 腹足綱 前鰓亜綱
新紐舌目 ヤツシロガイ超科 フジツガイ科
殻長: 40cm
学名: Charonia sauliae
英名: | Saul's triton (triton = ほらがい、ギリシャ神話の「トリトン」) |
房総半島以南、沖縄までに分布する。
水深20m以浅の浅海に生息する。
殻はホラガイに似るが、殻の表面の結節(こぶ)の有無で判別することができる。
ボウシュウボラには結節があり、ホラガイには無く滑らかになっている。
肉食で、ヒトデ、ナマコ類を捕食する。
食用になり、刺身などで食べる。
殻を割り肉の部分を水洗いすると、ぬめりが出てくるので、さらに洗い流し、切って刺身にする。
コリコリとして歯ごたえがあり美味しい。
俗に肝と呼ばれる中腸線というところにフグ毒テトロドトキシンが含まれていることが確認されている。
これは餌となるヒトデを食べることからくる食物連鎖で、餌となるヒトデのトゲモミジガイ、モミジガイ、ヒラモミジガイからもフグ毒テトロドトキシンが見つかっている。
生殖巣にもわずかに検出されているが、食用にする筋肉には毒性は認められない。